脳の構造や記憶の仕組みについて

人間が何かを記憶する時に脳の中でどんなことが起こっているのか気になる人もいるんじゃないでしょうか。
そこで脳の仕組みとどうやって記憶していくのか、脳の世界を少し覗いてみたいと思います。
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脳のどんな構造になっている?
脳は、大脳、小脳、脳幹に大別されており、硬膜・クモ膜・軟膜の三層の脳膜に包まれて保護されたうえ、さらにその外側を頭蓋骨でおおわれて硬く保護されています。
それではそれぞれの主な働きをみていきましょう。
大脳
人間の脳で最も発達した部分で、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉に区別されます。
これらの言葉をどこかで聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか。
大脳は、情報を識別してそれに応じた運動を命じたり、記憶や情動、認知という高度の精神作用を担当しています。
小脳
筋や腱、関節からの深部感覚や内耳からの平衡感覚、大脳皮質からの情報を受けて、運動の強さや力の入れ具合、バランスなどを計算して調節するという、運動調節機能を担当しています。
僕たちが一生懸命に体を動かし、何度も失敗を繰り返しながら練習するうちに、小脳のニューロンネットワークが正しい動きを学んで記憶していきます。
脳幹
脳幹部は、間脳、中脳、橋および延髄から構成されており、呼吸、循環など生命活動の基本的な営みを支配しています。
また、知覚情報を大脳皮質に中継したり、末梢に向かう運動指令を中継する機能を担当しています。
記憶の仕組み
「記憶」は、脳が入力された情報をうけとり、それを保ち、必要に応じて呼び出すという3ステップで成り立っています。
さらに新しい記憶と古い記憶でそれぞれ記憶される場所が異なっています。
新しい記憶は海馬
海馬という名前を聞いたことはあると思いますが、大脳辺縁系の一部である海馬はタツノオトシゴのような形をしています。
人間が人間の生活を送るために、生物が生きていくために必要な器官で、形・匂い・音などに関連した様々な情報を取りまとめて、物事を記憶する仕組みに重要な役割を果たす非常に重要な部分です。
日常的な出来事や勉強などを通して覚えた情報は、海馬で一度ファイルされて整理整頓されています。
古い記憶は大脳皮質
その後、必要なものや印象的なものだけが残り、大脳皮質に溜められていきます。
このように僕たちの脳の中で新しい記憶は海馬に、古い記憶は大脳皮質にファイルされています。
もし、海馬が正しく働かなくなると、昔のことは覚えていても、新しいことはすぐに忘れてしまうという状態になってしまいます。
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